副腎皮質機能低下症が疑われる場合は、まず朝の血液中のコルチゾール値を測定します。値が低い場合や判断が難しい場合は、ACTH負荷試験という検査を行い、副腎が刺激に反応してコルチゾールを作れるかを調べます。検査結果は、測定方法や体調、薬の影響なども考慮して、医師が総合的に判断します。

[出典]急性副腎不全(副腎クリーゼ)
早朝コルチゾール値の測定
早朝の血液中のコルチゾール値を測定し、副腎皮質機能が低下していないかを調べます。
- 18µg/dL以上の場合は、副腎皮質機能低下症の可能性は低いと考えられます。
- 4µg/dL以上18µg/dL未満の場合は、ACTH負荷試験などの追加検査を行います。
- 4µg/dL未満の場合は、副腎皮質機能低下症が強く疑われるため、ACTH負荷試験などを行います。
ACTH負荷試験
ACTHは、副腎に「コルチゾールを作ってください」と指令を出すホルモンです。ACTH負荷試験では、ACTHと同じ働きをする薬を注射し、その後、血液中のコルチゾールがどの程度増えるかを調べます。
- 注射後のコルチゾールの最高値(頂値)が18µg/dL以上の場合は、副腎皮質機能低下症の可能性は低いと考えられます。
- 頂値が18µg/dL未満の場合は、副腎皮質機能低下症が疑われます。必要に応じて、さらに詳しい検査を行います。
CRH負荷試験やその他の検査
必要に応じて追加の検査を行い、副腎そのものに原因があるのか、下垂体や視床下部に原因があるのかを調べます。CRH負荷試験では、下垂体からACTHがどのように分泌されるかを確認し、下垂体性(ACTH不足)か視床下部性(CRH不足)かを判断する手がかりにします。