副腎クリーゼ(急性副腎不全)
どのような症状が出るか医師確認済
副腎クリーゼでは、次のような症状が現れることがあります。

この図は、インターネット上で広く共有されている英語の図をもとに、運営者が日本語で作成したものです。元の作者は確認中です。
なぜ起きるのか医師確認済
副腎クリーゼは、体に大きな負担がかかり、コルチゾールの必要量が急に増えたときに、必要な量を十分に補えなくなることで起こります。感染症や発熱、胃腸炎、手術、事故やけが、強い脱水などがきっかけになることがあります。また、ステロイド薬を自己判断で急に中止したり、急に減量したりすることもリスクになります。

どのように対応するか医師確認済
副腎クリーゼが疑われる場合は、本人に意識があり、薬を飲める状態であれば、まず主治医から指示されたコルチゾール補充薬(コートリルなど)を服用します。同時に、できるだけ早く医療機関へ連絡し、受診してください。吐き気や嘔吐などで薬を飲めない場合、飲んでも吐いてしまう場合、意識がもうろうとしている場合は、内服だけでは対応できません。すぐに119番に通報してください。
医療機関では、ヒドロコルチゾンなどを注射や点滴で補い、必要に応じて点滴で水分や電解質を補います。治療が遅れると重症化する可能性があるため、様子をみて受診を遅らせないことが大切です。

自己注射について確認予定
副腎クリーゼを起こす危険が高いと医師が判断した場合には、緊急時の救急処置として、ヒドロコルチゾン注射薬(ソル・コーテフなど)を、本人やご家族が自己注射できることがあります。自己注射には、医師による十分な指導が必要です。使うかどうか、投与量、注射の方法については、主治医に確認してください。
自己注射をしたあとは、必ず、すぐに医療機関を受診してください。
製品の情報や自己注射ガイドは、ファイザー製品情報サイトのソル・コーテフ注射用のページで確認できます。
副腎クリーゼへの備えと考え方医師確認済
副腎皮質機能低下症の管理では、「副腎クリーゼを防ぐこと」と、「起きたときにすぐ対応できるようにしておくこと」の両方が大切です。体調が悪いときの薬の使い方や、薬を飲めないときの対応は、あらかじめ主治医と確認しておきましょう。副腎クリーゼが疑われる場合に備えて、副腎皮質機能低下症であることを示す副腎不全カードや緊急時の連絡先、服用している薬の情報を携帯しておくことも役立ちます。
日常的に体調を管理していても、感染症やけがなどをきっかけに、急に状態が悪化することがあるので、「起こさないようにする」だけでなく、「起きたときにどう対応するか」を本人やご家族、身近な方と共有しておくことが重要です。
出典
急性副腎不全(副腎クリーゼ)(日本内科学会雑誌 105巻4号)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/105/4/105_640/_pdf
Replacement Therapies in Adrenal Insufficiency
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