グレーゾーン
副腎皮質機能低下症の検査では、結果が基準値の近くになり、病気の有無や治療の必要性をすぐには判断できないことがあります。このような状態を、一般に「グレーゾーン」と呼ぶことがあります。グレーゾーンでは、副腎がある程度働いている場合があり、毎日薬を飲むのではなく、体調不良時などに服用する「頓服」として処方されることもあります。
自発機能の維持
グレーゾーン(副腎機能がやや低下している状態)では、副腎がどの程度働いているかを確認しながら、薬を使わずに経過をみる場合や、低用量または頓服で治療する場合があります。副腎機能が回復するかどうかや、薬を続ける必要があるかどうかは、病気の原因、症状、検査結果の推移などによって異なります。
毎日服用するのか、頓服で対応するのか、経過をみながら薬を調整するのかは、主治医が判断します。自己判断で薬を中止したり、服用したりしないようにしましょう。
どんな時に補充が必要?
グレーゾーンで頓服が処方されている場合は、主治医から指示された方法に従い、体に大きな負担がかかったときに服用します。以下は、そのような状況の例です。
- 発熱や感染症があるとき
- 大きなけがをしたとき
- 手術を受けるとき
- その他、主治医から指示された体調不良時
これらの状況では、体が普段より多くのコルチゾールを必要とするため、補充が必要になることがあります。どのような時に、どのくらい服用するのかは、あらかじめ主治医に確認しておきましょう。吐き気や嘔吐・下痢などで薬を飲めない場合や、急に体調が悪化した場合は、頓服だけでは対応できないことがあるため、速やかに医療機関へ相談してください。