副腎皮質機能低下症ウェルネスでは、副腎皮質機能低下症に関する情報を発信しています。多くの皆さまに、この疾患への理解と関心を深めていただければ幸いです。
副腎皮質機能低下症は、生命を維持する「コルチゾール」というホルモンが上手く作れない病気です。コルチゾールが不足すると、低血圧・低血糖・電解質異常(心機能や筋肉への影響)・耐寒性の低下・消化器症状(腹痛・悪心・嘔吐)・易疲労感・全身倦怠感・体重減少・精神機能の低下などの症状が現れ、副腎クリーゼ(急性副腎不全)になることがあります。治療が遅れると生命に関わるリスクが高まるため、早期に診断し、適切に治療することが重要です。

この図は、副腎皮質機能低下症が、体を守るために必要なコルチゾールが十分に働かない状態であることを示しています。健康な人では、コルチゾールが日内変動しながら、血圧・血糖・電解質・循環・炎症反応などを支えています。一方で、副腎皮質機能低下症ではこの仕組みがうまく働かず、見た目には元気そうに見えても、体の中では対応力が不足していることがあります。
その状態で、運動、仕事、疲労、病気、怪我などの負荷が重なると、体が必要な反応を起こせず、副腎クリーゼ(急性副腎不全)に至ることがあります。これは、適切な対応が遅れると生命に関わる状態です。
副腎皮質機能低下症の人にとって「無理をすること」は、単なる疲労では終わらない場合があります。その点を、周囲にも理解してもらうことが大切です。