グレーゾーン診断

副腎皮質機能低下症の診断では、負荷試験などの検査が行われますが、その結果が基準値をわずかに下回る「グレーゾーン」に該当することがあります。この状態では、必ずしも毎日コルチゾールを補充する必要がなく、症状の変動や日常生活のストレスに応じて治療を調整することが適している場合があります。
副腎自発機能の維持

グレーゾーン(副腎機能がやや低下している状態)の方が毎日コルチゾールを補充し続けると、自発的なホルモン分泌機能を失うリスクがあります。そのため、低用量や頓服で経過を観察しながら治療を行う方法が取られています。

慎重に様子を見た結果、副腎機能がある程度回復したケースや、さらなる機能低下を防げたケースもあります。一方で、グレーゾーンにありながら高容量のコルチゾールを長期間補充したために、残っていた副腎機能を失ったケースもあります。

どんな時に補充が必要?

グレーゾーンの方は、日常生活に支障がない限りコルチゾールを毎日服用しないことが推奨される場合がありますが、以下のような「シックデイ」と呼ばれる状況では頓服が必要になることがあります。

  • 強いストレス(精神的な負荷や身体的な疲労)
  • 病気や感染症(発熱や炎症がある場合)
  • 大きな手術やケガ

これらの状況では、副腎が通常以上のコルチゾールを必要とするため、速やかな補充が重要です。


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