自発を残すための調整方法
私が副腎皮質機能低下症の補充療法を理解するために整理した図を共有します。
当時の私は15mg/dayだったので、3分割で飲んだ場合に、どの時間帯にコートリルが切れるのかを調べてグラフにしました。

シックデイで2倍量の30mgを3分割で飲んだ場合の推移もグラフにしました。

一度に多めに飲んだ場合でも、同じような時間帯にコートリルの効果が切れること、そして通常よりもコートリルが早めに排出され、「谷」がより深くなることも可視化しました。
飲む量を増やして3倍にしても4倍にしても、同じようにピークが上がるだけで、コートリルの持続時間は変わらず、「谷」ができるのも避けられません。
一度にたくさん飲んだとしても、常にコートリルの効果が持続するわけではなく、過剰投与は副作用のリスクを高める可能性があります。
だから、この方法でコートリルを飲むのは、副作用よりも「命を守ること」を優先するシックデイのときだけで、シックデイ以外の日常生活では、必要以上にコートリルを飲まず、できるだけ最低限の量で生活するように指導されています。
私の日常の過ごし方
以上のポイントを踏まえて、必要最低限のコートリルで「健康な人の日内変動の再現」を目指し、なるべく「なだらか」に管理するように心がけました。
プラスして、日常の補充で避けられない「谷」の時間を、なるべくコートリルを足さずに乗り切る方法を考えました。栄養・睡眠・併用薬・ペース配分・心の持ち方など、いろいろと工夫してみました。それでもどうしても超えられない特別な瞬間だけ、1.25〜2.5mgのコートリルで微調整するようにしました。

最近の公式セミナー(2025年12月21日に行われたオンライン医療講演会)でも、空腹時に2.5mgを飲む微調整であれば過剰投与になりにくく自発機能も残しやすいこと、中には1.25mgで調整できている人もいることが報告されていました。まさに、私がここ数年かけて取り組んできた調整方法でした。

でも、毎日のように追加してしまうと、結果的に増量と変わらなくなってしまうので、追加が頻繁にならないように、日々の過ごし方にはかなり気をつけています。
もちろん、コルチゾール不足になったときは、迷わずストレスドーズで命を守ることが前提になります。ただ、「コートリル」は使い方によっては、副腎不全の状態を悪化させてしまい、自発がさらに落ちてしまう可能性がある薬です。
回復しつつある今でも、常にコートリルは持ち歩いていて、必要最低限で使うことはあります。ただ、その量や頻度が増えすぎないようにだけは、自己管理のひとつとして意識して過ごしています。