質問
追いコートリルは、みんな日常的にしているものですか?
SNSで「追いコートリルをしない人はいない」という言葉を見かけました。先生によっては、あまり日常的に増やさない方がいいという話も見かけます。追いコートリルは、みんな日常的にしているものなのでしょうか?
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質問
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まず、「追いコートリル」は日本の一部の患者さんの間で使われている造語で、医学的に定義された言葉ではありません。少なくとも、ガイドラインやマニュアルに記載されている標準的な用語ではないと思います。
人によって、シックデイ対応として必要な増量、たとえば計画的に1日量を2〜3倍にする対応を指していることもありますが、SNSなどで使われている「追いコートリル」は、日常の中でしんどくなった時に、1錠単位で追加しながら過ごすことを指していることが多い印象です。
欧米では、シックデイルールをもとに、必要な場面のみ適切なストレスドーズを行う考え方が基本なので、日本でいう「追いコートリル」のように、気軽に追加を重ねていく飲み方は見かけず、逆にそうならないように工夫している人が多い印象です。
先天性副腎過形成(CAH)の成人患者を対象にした研究では、日常的・習慣的にストレスドーズをしていた約20%は「Habitual Stress Dosing」として、最初から別の群として切り分けられていました。残りの116人を平均約2年半観察したところ、約60%は必要な時だけストレスドーズを使い、約20%は数年単位で一度もストレスドーズを使わずに生活していたそうです。
https://academic.oup.com/ejendo/article/190/4/275/7641924
なので、「一部に追いコートリルを習慣化する人がいる」という感じだと思います。
コートリルを習慣的に増やすと、副作用が出てしまったり、後で減らしにくくなることもあるので、「どんな時は増量が必要か」「どこまでは休んで様子を見てよいか」「どの症状が出たらシックデイ対応に入るか」を主治医と確認しておくのが安心だと思います。