質問
ITT(インスリン負荷試験)ってどんな検査?
今度入院して、負荷試験とITT(インスリン負荷試験)を受ける予定です。どのような流れで行われるのかや、検査中の体調の変化などが気になっています。同じ検査を受けたことがある方がいらっしゃれば、事前に知っておいてよかったことなど教えていただけると嬉しいです。
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ITT(インスリン負荷試験:Insulin Tolerance Test)は、インスリンを使って血糖値を意図的に低下させ、そのときに分泌されるホルモン(主にコルチゾールと成長ホルモン)を確認する検査です。
私のときは血糖値を30mg/dL以下まで落とし、その瞬間は全身に汗をかいて意識が遠のくような感覚がありました。ただ、その頃の日常で感じていたコルチゾール不足の症状の方がつらかったこともあって、思っていたよりは大丈夫でした。
ただ、その日はリバウンドのように低血糖になったり、全体的に体調が不安定になった記憶があります。血糖の変動そのものが負荷になることを、改めて体感した経験でした。
入院中に行われることが多い検査だと思いますので、手元にスポーツドリンクを置いておくと安心かもしれません。
ITT(インスリン負荷試験)は、低血糖という強いストレスを人工的に作り、その刺激に対して視床下部ー下垂体ー副腎系(HPA軸)がどの程度反応できるかを評価する検査とされています。
インスリンによって血糖値を意図的に低下させることで、通常であればACTHやコルチゾール、成長ホルモンが分泌されるため、その反応の強さや立ち上がりをみることで、中枢性の機能低下の有無を判断する目的で行われます。
検査中は低血糖に伴い、発汗、動悸、ふらつき、意識が遠のく感覚などが出現することがありますが、これらは低血糖に対する生理的な反応とされています。
一方で、低血糖は身体への負荷が大きいため、心疾患やけいれんの既往がある場合などには適応が慎重に判断される検査でもあり、通常は医療管理下で安全を確認しながら実施されます。
検査後は血糖の回復に伴って一時的に体調が不安定になることもあり、当日は安静に過ごすことや、急な活動を避けることが望ましいとされています。